年下Prince.







「あ…れっ!?」



あたしは
おふろを出て、着替えようとした…



でも、大きな失敗をした。




「下着しか持ってきてない…!!」



そう、見事にブラとパンツしか洗面所に
持ってきてなかったんです。



パジャマは自分の部屋にしかなく
自分の部屋は2階で、階段をのぼるには、
リビングの前を通らなアカン。

ちなみに、リビングのドアは
開けてきてしまった。



郁弥君にこの姿を見られるかもしれへん。



なんで、パジャマを持ってくんの
忘れたんやろ…



熱で頭がボーッとしてたからかな!?



とにかく、最悪な事態。




あたしは覚悟を決め、下着を
つけてバスタオルをまいて、


いざ、自分の部屋へ向かった。





そーっと、

そーっと、


廊下を歩くあたし。



歩くのにこんなに緊張したのは初めて。



バレませんように


バレませんように…







キュッ…









きゃーっ!!!!!!!!!!




あたしは裸足なので、見事に
床のフローリングで音がなった。