年下Prince.





「郁弥君て、料理できるん?」



「母親が仕事したいつって
おれが高校入ってから
また始めたんですよ。
それから、共働きになったんです。
そやから、自分で作ろうと思えば
作れるぐらいになりました(笑)」


「そうなんや、あたしのお母さんは
土日はパート行ってるねん。」



「そうなんや。」



「ごちそうさまでした。
あー、おいしかった。」



「じゃあ、片付けときます。」



「ありがとう。
じゃあ、おふろ入ろかな。」



タイマーをセットしてたから、
おふろはもう沸いてるはず。



「おふろ入れます?」



「うん、軽くつかるだけ。」



体とか洗っときたいし。



頭はまだ痛いけど。



「そうですか。」



「うん。じゃあ、入ってくる。」



リビングを出て、おふろに入った。




ザパ…ン




「ふー」



郁弥君にまたお礼しなアカンな…

…………………




……………頭痛いー…



…………!!


アカン、ボーッとしてたらのぼせるし

熱あるんやから!






急いで湯船からあがって、


体と髪の毛をしっかり洗って
おふろをでた。