年下Prince.



郁弥君はモテるもんなー


そんな郁弥君に送るって言われてる
あたしは、その女の子達からしたら
めっちゃ幸せなんやろな…




「あ!絢音先輩、今から迎えにいこうと
思ってたんですよ。」



「あの、郁弥君。今日は美希ちゃんと
帰ろうと思って…」



あ…、


頭が急に痛くなってきた。




クラクラする。




「絢音先輩?大丈夫ですか?」



「大丈夫




じゃ、ないかも」




あたしは、ドアにもたれた。



「絢音先輩、風邪ですか!?」



「まあ…
じゃあ、また明日…」




そう言って、郁弥君と別れようとしたとき、




「絢音先輩イヤかもしれんけどガマン
してください。」



と言われ、



あたしは、郁弥君におぶられた。