「あの、大丈夫です。 美希ちゃんと帰るんで。」 「でも、女子だけで帰るのは心配。」 なにを紳士的なことを女嫌いな あなたが言うんですか。 まあ優しいってことはわかる。 「絢音ー、ごめん。遅くなった!! あ、秀斗先輩。お疲れさまです。」 美希ちゃんが走ってこっちまでやってきた。 「お疲れ様。」 と秀斗先輩も返す。 すると、美希ちゃんの後ろから 「絢音先輩!」 「あ、郁弥君!」 郁弥君が飛び出てきた。