「郁弥と…ですか?」 中山君もそこにおったから、聞こえてたみたいやった。 「うん、まあ…」 ちょっと恥ずかしい… 「さ、中山君! 練習、練習!!」 と美希ちゃんが中山君の背中をぐいぐいと押す。 あたしが恥ずかしがってるの気づいてくれたんかな? 「ありがとう、美希ちゃん。」 「どうってことないよ。」 美希ちゃんはにっこりわらった。