あたしは大きな音を立てて立ち上がり無言で教室を出ていった
それでも谷野はフツーに唐揚げを頬張っていた
あぁ…
この人は本当にあたしのことなんとも思ってないんだな
と分かった
そぅ思うとなんだか涙が込み上げてくる
胸が張り裂けそうだ
苦しいよ
苦しいよ谷野
こんなに恋が苦しいものなんて知らなかった
今までのあたしなら男の一つや二つの言葉に惑わされるコトなんて有り得なかった
でも今は違う
谷野の一つの言葉で
谷野の一つの仕草で
あたしは
一喜一憂してしまう
あたしはいつの間にこんなにも谷野を好きになっていたんだろう
これが
恋
恋は楽しいことだけじゃないんだね
苦しいこともあるんだ
あたしは恋の新しい一面を知った

