『美砂…大丈夫?あんた谷野くんと喋ってたらイキナリ倒れちゃったんだよ?』 ポッ 思い出すだけで頬が熱くなる 「あ…うん…体はべつに大丈夫。でも…」 口もごるあたしを見て美帆が 『でも?』 好奇心旺盛なくりくりな大きな瞳をして問い詰めるように聞いてきた あたしは すぅ はぁ と1回深呼吸をして 「でも心が大丈夫じゃない」 と言葉を続けた