校門まで行くと彩と、隼人がいた。 彩は私たちの手を見て、 「おめでとう」 そう言いながら、頭をなでてくれたんだ。 これからは夏樹くんとずっと一緒にいられるね……… ちょっと待って! 大事なこと忘れてた。 「ねぇ、夏樹くん… 高校離れちゃう」 今にも泣きそうな私。