――――あたたかい森?
なんだか心地いい。

『ここは、どこ?』

そうつぶやき、あたりを見回す。




そこには小さな砂場と、ブランコがあった。

公園のようだ。




でも愛が見たことのない公園だった。




愛は怖くなり、気持ちを紛らわせようと、ブランコに腰かけた。




それでもやはり怖くなり、立ち上がって、誰かいないか走り出した。

『ここはどこなの!?誰か助けて!!』

愛は叫ぶ。