愛と祐介はまた向かい合うように座った。




『……………』




『……………』




『……………』




沈黙が続く。




すると祐介が




『……愛…聞きたいことって…?』




『…あのさ……私のお母さんが…亡くなってそのことで警察がここに来たってことと…祐介と…同じ高校ってことは、私のお家ってここから近いのかな…』




『…あ…そういえば近いのか…』




『…ここは…どこ…なんだろう…………それと…』




『ん?』




『……さっき祐介泣いてたの…なんで……?』




『………あ……』




『…別に…言いたくなかったらいいんだけど……』




『……わかった…話す…』