此処から先、晴天なり

お風呂に入って、化粧して、着替えて、髪をセットして


あの頃の一通りの出勤準備。


颯太の店と、あたしの店は向かい合わせにあった。


よって、いつ将誠に出くわすか分からない


髪を巻くコテを持つ手に力が入る。


顔にも、不思議と微笑みがあった。