☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚ うぐいすの鳴き声が、春の訪れを告げる。 「兄上様、もうすぐ春が訪れますね」 ニコッと微笑み、静かにそう言う。桜の蕾を眺め、そっと触れる。 その声の主は、とても美しい女性だった。長い黒髪に、白い肌が印象的な柔らかい雰囲気を持った美女。 その笑顔はどこか寂しく、儚い。まるで、春に咲き、綺麗に散っていく桜のような、美しさと儚さを持つ女性。 「……そうであるな」 ‘兄上様’と呼ばれた男は、桜の蕾と女性を見つめ、淡々と呟く。