『どうでしょう』


政敬が荒らした荷物はきれいに

元通りになっていた。



「ありがとうございます…すごいですね…一体どうやって…」



『包装ぐらいならできますよ』



運転している間、後ろで何がおきていたんだろう。

何の音も聞こえてこなかった。



だけど良かった!これで俺は先輩にも
怒られなくてすむな!


***


ピンポーン


「お届けものでーす。ハンコくださーい!」


***


「よし、今日の配達終わり!」



『まだ残ってます』


へ?



『私です』