部屋に戻ると、まだ秋葉は寝ていた。

アタシは起こさないようにゆっくりと、朝食の準備をする。


ココには10人ほどいて、みんな雷蝶の人。でも、トップの人たちしかいないんだ。


「あっ、七瀬さん!」

「美羽ちゃん、おはよう」

「おはようございます!」


美羽ちゃんは相変わらずニコニコしていた。

本当に純粋でかわいいなぁ。



「どう?刹那くんとは」

「刹那?はい、優しくて大好きです」



そう言って照れる美羽ちゃん。

…恋してる女の子って感じだなぁ。


アタシもいつか、こういう風になるのかな…?


「美羽~」


遠くから刹那くんの呼ぶ声、美羽ちゃんは「後で話しましょう」そう言って走っていってしまった。


いいなぁ、羨ましい。