拓が帰って来てから、2週間がたった。 あれから拓は一回も顔を見せてない。 「ねー美鈴。拓はどこで何してるの?」 「知らないよ」 「心配だわ。あの子泊まるとこないから泊めてくれって来たのに…」 そうだったの? じゃもしかして野宿…… いや、今は漫画喫茶や色々ある時代だし。 大丈夫だよね? 生きてるよね? ………… 心配になった私は急いで、家を出る。 と…… 「あ、美鈴!おはよう」 「おはよ」 家の前には二人の男…… 智紘君と拓が立っていた。