また五月とある日。

嫌な気分だった。

何もうまく行く気が

しなかった。

そんなときに彼女から

「ちょっと会えない?」

僕はこの時怖くなった。

「別れ話かな…」と。

行ってみると車で話を

したいと言われ、

話をしだす。

まず口を塞いでる彼女。

この状況には慣れていた。

いつも彼女は言いにくい

ことがあると黙るのだ。

そして1時間が過ぎた頃。

「友達といるのが今は1番好きかな」と

つぶやいた。

この瞬間泣きたい気持ちを

必死に抑えるのが精一杯だった。