夜二人で布団に入って

「明日はどこに行こうか?」

「ここに行きたい!」

「え〜そこ選ぶ?」

などとほほえましく話を

しながら彼女は

いつの間にか眠ってた。

その寝顔を見て僕は

「もっとしっかりしないとな」

って思った。この時では

もう遅かったのかな?

気づけただけ良かったよ

絶対に。

一人タバコに火をつけながら

彼女の寝顔を離れて見てると

自分が幸せだと実感できた。


いつの間にか僕も彼女の横で

眠っていた。

朝が来て、「起きろー!!」

と満面の笑みで彼女が

僕をたたき起こす。

何故か幸せに感じた。



支度をして二人で宿をあとにする。


本当に良い宿だった。


で、二人でひたすら車を走らせた。

このままどこか遠くに

行ってしまいたかった。

でも幸せな時間もすぐに

終わった。

二人で高速を走りながら

「また何処かに行きたいね」

と言い合って笑う。

そして家まで送り

「ありがとう」

と彼女がキスをした。

たまらなく嬉しかったよ。

楽しんでくれたことに。