二人で前の日に

「雨止まないね」

「大丈夫!!」

と理由無く自信満々に

答える彼女に

笑かされて、僕も無駄に

自信満々になった。

夜中に迎えに行き、

やっぱり雨は
止んでいなかった。

でも彼女は
「向こう着いたら大丈夫!」

どっからこの自信出てくるんだとまた笑ってしまった。

で、車で予定していたルートを通る。

こうゆうときルートや

予定を決めるのは僕だ。

向こうもそれが楽って

言ってくれたから

ずっと僕がそうしてた。

途中で車の助手席で

眠る彼女を見て、

ありがとうって思った。

こんな僕と一緒にいてくれて本当にありがとうと思った。

三重に着いた頃、彼女が
目を覚ました。

水族館の開園までに
時間があったので

コンビニの駐車場で眠った。

1時間程経って水族館に行った。

ワクワクしてたのかな?

それともあの時から

嫌がっていたのかな?

ただ楽しかったよ?

あの時あった時間は嘘
じゃないよね。

旅館に行って
浴衣の君を見て

ドキドキしたんだ。

これまでにないくらい。

今までの人生で1番

輝いてるように思った。