完◆ ぐだぐだ


化粧をすればするほど、

理想(メイク顔)と現実(素顔)の差がどんどん開いて……


悪いなんて思わなかった。
ここで止めようなんて思わなかった。


鏡の中の私が変わる分だけ、それは“目に見える努力”なのだと―――



そう、メイクは私の努力の塊そのものになっていたんだ―――