千尋「ありがとう。わざわざ家まで送ってくれて。」
浜崎「いいって。千尋はか弱い女の子なんだから、男の俺が助けてねーとな!」
この思い……………
もう抑えきれない…
浜崎「じゃあ俺は学校に戻るな。また明日!」
「浜崎君!!」
背中を向けていた彼は私の声を聞き、振り向く。
「私……………浜崎君の事が…」
"浜崎君とあんたみたいなおとこおんなが釣り合うわけないでしょ!"
"浜崎君にお似合いなのは美人で女の子らしい恵梨花みたいな奴なんだから!!"
(あ……………)
こんな時に思いだすなんて……………
浜崎「瀬川…?」
千尋「ごめん、やっぱり何でもない。今日はありがとう。また明日学校でね、バイバイ」
浜崎「あ…おい瀬川!」
「まてよ!!」
立ち去ろうとする私の腕を浜崎君に掴まれ、思わず振り向いた。
「今……………何言おうとしたんだよ……その、俺の事がどうって…」
千尋「ほ…本当になんでもないの……。さっきのは忘れて…」
「…そういうのって普通気にするだろ………?」
すると浜崎君は私のもう片方の腕も掴み、玄関の壁へと私を押さえつけた。
「は…浜崎君……?!/////」
浜崎「……最後まで言えよ。はっきり聞かないと変な誤解しちまいそうだから……………」
(どうしよう…………浜崎君に押さえられて逃げられない…………。)
浜崎「瀬川…………」
(伝えたい…本当は気持ちだけでも伝えたい……私は浜崎君の事が…)
「………」
「……だまっちまったな。…じゃあ…俺が話していいか…?」
「俺…瀬川の事が好きだ…」
浜崎君…………?
今…何て………
「………俺と付き合ってほしい」
今まで変わらなかったあの日常が……
今日……初めて大きく変わる……………そんな気がした………
第二話へ続く
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