極度の緊張から
全身を硬直させた恵理奈の脇腹に皇紀のしなやかな指が伸びる。

「笑えって」

「ヤだ止めて」

皇紀に擽られ身を捩って抵抗し。

「おらおら…笑え!」

「ヤだヤだ!止めて!」

暴れる恵理奈を押さえ込む。

「ヤだ皇紀さんもう止めて〜」

「まだまだ♪」

脇腹から脇の下…背中と
皇紀の指が走る。

「もう…ダメ〜」

「何だよもうギブアップか?」

尚も皇紀の指は止まらない。