二人が動いた事に因って現れた
それに逸速く反応を示す。

「あれ?ちょっと何これ!
慶吾のパソコンに繋がってるけどこれって盗聴機じゃないの?」

秀磨に三人が集まる。

「さって…帰ろうな恵理奈…」

肩を抱いて入口に向おうとする
慶吾に躊躇いがちに歩き出す。

「ちょっと待て慶吾…」

足が止まった。

「何…直海君?
帰れって言うから…
送ってくんだけど?」

振り向きもせずに答え。

「説明しろよ慶吾!」

「説明って何を?
何も無いけど…」

肩を抱く手に力が加わり
先を促した。

「何でこんな時間まで居たの?」

「イヤ別に…意味は無いけど…」

「恵理奈…
本当は慶吾と何してた?」