肩に顔を埋める格好の恵理奈に。

「…心臓…うるさいって
おしゃべり…」

慶吾は笑いながら

「…キス…されると思った?」

意地悪く囁き掛ける。

「思ってない!」

「…嘘吐き…。
鼓動は…素直なのに…。
オーバーヒートしてる」

「しっ…してないってば!」

喚きもがき出した恵理奈を
きつく押し付け。

「静かに…まだ授業中…」

宣告する。

大人しく恵理奈は
慶吾の背中に腕を回した。

「慶吾君…私…ね、慶吾君が…」

「やっべ…
思春期の体は思った以上に
正直に反応するわ…」

逆に慶吾は恵理奈を突き放し

「恵理奈の巨乳はある意味すげぇ危ねぇのな…」

誤魔化し笑う。