慶吾はその腕を広げ。

「此れで?」

はち切れんばかりの胸元を現す。

「ヤダ…だって…お母さんが…」

必死で腕を引き抜こうともがくが

「お母さんが…」

慶吾は離す気がなく。

もがきに合わせ
揺れるそれを見ていた。

「洗濯失敗して…
去年のなんだもん」

「俺が冷たくしたから?
だから他の男誘惑すんの?」

「違っ!」

「だったら!」

慶吾はそのまま
引き上げ立ち上げる。

「行くぞ…」

腕を引いたまま
更衣室を出て行く。