―――――…… 「うわぁ、すごい!! 啓飛見てっ。海が見える!!」 「あぁ。」 ホテルの部屋についた。 結構大きなホテルで、たくさんの人がロビーやフロントにいた。 この部屋、海が見えるんだよ!? 安藤さんに感謝だ!!! 「……ふぅ。疲れたなぁ…」 啓飛は景色をチラッと見てから、ソファーに座った。 「そっか、ここまで運転してたし…眠いよね…? ありがとう…」 隣に座ってそう言うと、グイッと肩を抱かれて引き寄せられた。 ……海の匂いがする。 .