確かに、啓飛が来てくれなかったら…連れていかれてたかも。
世の中、啓飛みたいに優しい?人ばかりじゃないんだ。
「……まぁ、何もなかったならいいけど…
肩、ちょっとムカついた。」
「え…?」
ムカついた??
って、何に?
頭に?が浮かんでいると、それがわかったかのように微笑まれた。
「肩、触られてたから。
…ちょっと嫉妬した。」
「え!!?///」
嫉妬……!!?///
一瞬だけ悲しそうに笑って、あたしの頭を撫でた。
啓飛の華奢な指は、おだんごにした髪をポンッと叩いて、スッと離れた。
.
メニュー