年上王子と新婚旅行☆



いつまで肩を触っている男を睨む。


水着なワケで、肩が出てるワケで。

男の手の感触が直に伝わってくるのが気持ち悪い。




「いいからいいから♪

じゃ、お友達は放っておいてさ!!さぁ海にレッツゴー☆」




グイッと肩を抱かれ、引っ張られるようにして歩く。


ぃ、いゃああぁぁ!!!!!/////



このまま連れていかれるなんてやだぁっ!!!




「……は、はな…
放してぇえっ!!!!!」







―――ガンッッ!!!!



もがくように動かした腕が、肩を触っていた男の顔にヒットした。



ワナワナと震える明るい茶髪。


……や、ヤバいっ…!!

本能的にそう思った。





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