やっぱりガキだな。 そんな風に思いつつ、頬はニヤケるばかり。 長い睫毛に見惚れそうになり、慌てて前を向いた。 さすがに運転中はヤバいからな。 華が寝てしまったから、何となく静かになる車内。 華が好きだというスローなバラードが、ゆったりと響いている。 夏っぽくないのんびりした雰囲気が、そこには溢れていた。 これも、華が織り成す空気なんだろうな。 ガキなのに、しっとりとした… 言葉には仕切れない雰囲気。 規則正しい寝息を聞きながら、まだ車の少ない高速道路に入ったのだった。 .