そろそろ寝ないと、明日起きられないかも。 そんな時間だった。 『じゃ、もう切るよ。』 「うん。おやすみなさい。」 『…いい夢を。』 「啓飛もね。」 いつもならここで……っ/// って、何考えてんだろ/// 「じゃ、ぉ、おやすみっ!!!」 変に意識して、声が裏返る。 きゃあぁっ……!!/// 『クスッ……』 「え?」 あたふたしていると、受話器越しに微かに笑い声が聞こえてきた。 『何考えてるの? ……キスなら、明日たくさんしてあげるから。 今日はもう寝なさい?』 .