「ごちそうさまでしたっ!!!」
食べるの早すぎだろ。
しかも、なんか切れてるし。
皿を持って立ち上がる椿をトースト銜えながら見る。
「何?」
「なんでもねぇ。」
怖すぎる。やっぱり椿は怖い。
よく颯人は椿が好きだよな。
颯人は大学1年生で椿と一緒。
颯人とは小さい時からの幼馴染で仲がいい。
だから俺は呼び捨てで呼んでる。
「ごちそうさまでした。」
しばらくしてから俺も食べ終える。
皿を片付けて洗面台へと向かう。
歯磨きしながら自分の顔を鏡で見る。
なんで、俺が昨日入ってきた時みんなは黙ったのだろう。
やっぱり、この髪の毛?
それともなんかついてたか?
入念に自分の顔に何かついてないか確認する。
何もついていないことを確認して歯磨きを終わらせる。
「そろそろ行くか。」
自分の部屋に置いてある鞄を取りに行って
玄関でローファーを履く。
「椿、行って来るから。」
「行ってらっしゃい。」
普通に返してくれた、階段から顔を覗かせて。



