俺は、またため息を1つついて部屋を後にした。
「ため息ばっかついてたら幸せ逃げるよな。」
階段を降りてリビングへと向かう。
席に俺が座っても、椿は来ない。
あいつ、せっかく起こしてやったのに…。
「もう、先に食ってよ。いただきまーす。」
目玉焼きに醤油をかけてフォークで食べる。
「俺、目玉焼き作るの天才かも。」
ほどよく黄身は半熟。
目玉焼きを食べ終えて、ベーコンを食べている時に椿は下りてきた。
しかも、しっかりと着替えて。
「先に食べてるなんてずるい!」
「椿が遅かったのがいけない。」
「…これからは気をつけまーす。」
棒読みの椿。
あたかも全く反省をしていない様子。
俺の近くにあったリモコンを取ってテレビをつける椿。
『今日の1位は山羊座です!物事がトントン拍子に上手くいくでしょう。ラッキーナンバーは5番です。』
アナウンサーが言う。
「山羊座って雅じゃん。」
何が気に食わないのか分かるけど、なんかムカつく。
『今日の最下位はおうし座。自分勝手な行動をしてしまい、周囲からの反感を買ってしまう1日です。素直なことはいいことですが、ほどほどにしましょう。ラッキーナンバーは1でラッキーアイテムは茶色いアイテムです。』
「嘘、最下位!?」
「素直にしすぎなんだよな。せっかく起こしてやってんのにお礼も言わないでさ。」
「ふんっ!たかが占いだもん。」
嘘付け。椿が占い好きなのを俺は小さい時から知ってるんですけど。



