キミの隣に僕がいる


「はぁ…。」

ため息を1回ついて俺は椿の部屋を後にする。

そして、自分の部屋に行って携帯を取り出す。

携帯を持って俺はまた椿の部屋に行く。

相変わらず寝ている椿。

携帯のデータフォルダを開いて、あるものを流す。

『椿、起きて!朝食できてるから!食べてくれないと、悲しい…』

椿に聞かせたのは、椿の彼氏声。

「颯人(ハヤト)!?なんでこんなところにいるの!?」

ガバッと身体を起こした椿。

「椿、朝食できた。」

俺がそう言うと、

「颯人じゃないじゃん。」文句を言ってくる。

「起きないのが悪い。」

パタンと携帯を閉じながら言う俺。

「てか、その声どうしたの!?」

「別に、録音しただけ。とにかく、朝食できたし椿は今日講義なんだから早く支度しろよな?」

「はいはーい。」

適当に返事をする椿を見て呆れてしまう俺。