『ねぇ、雅くん。』
笑いながら話していた坂木さんの声がいきなり真剣になった。
「なんですか?」
目の前に坂木さんがいるわけではないのに、
ベッドの上で正座をする。
動いたせいで、黒いシーツがシワが足元にたくさんついている。
『星、好き?』
「はい?」
真剣な声でそんなことを聞いてきて、思わず拍子抜けてしまった。
「星ですよね?好きですよ。」急いで付け足す。
親父が、よく高い丘に連れて行ってくれて、そこで星を見ていた。
星を見てるとなんか癒される。
そして、月によって見られる星が違うところが面白くて好き。
『じゃあ好きな食べ物は?』
「チョコです。」
何気に甘党な俺。椿は逆で甘いのが苦手なタイプ。
椿が甘党で俺は甘党じゃないって周りからは思われてるけどな?
実際は俺が甘党。アイスクリームでもドーナツでもケーキでもなんでも、
チョコがあるならチョコにする。
それほど好き。なんで好きとかそういう理由はないけど、
1番好きな食べ物。



