バスタブから出て髪とかを洗い、バスタオルで身体を拭く。
白のロゴ着きTシャツに下は白の縦ラインが入ったジャージをを来着て浴室を後にした。
「雅、もうすぐできるからちょっと手伝って!」
「あぁ。」
キッチンに行くと、香ばしい匂いがした。
俺は、置いてあった皿にご飯を乗せる。
「他に何かやることある?」
「もう座ってて大丈夫。」
そう言われたので、キッチンの向かい側にあるダイニングルームに移動して、
イスに座った。
左を見るとキッチンで盛り付けをしている椿が見えて、
右を見るとテレビと、大きな窓から星が見える。
テレビは、今流行りのアイドルが歌っていた。
『多分、あの時僕は歩き出して前に進んだんだ
雲ひとつ無い空の下で、季節を感じていたんだ
迷いも、戸惑いも心配も不安も、キミがいるだけですべてが消える
キミの笑顔で、キミの声が…キミの全てが僕を歩き出させていたんだ
ありがとう。何度言っても足りない。
だから、''愛してる。''この言葉をキミに送るよ。
僕を前に進ませてくれたのは、キミが太陽になって僕が歩く道を照らしてくれていたから。』
ゆっくりと切ない感じの歌だった。
アイドル5人のハモリが何気にキレイで、すごい心が温かくなった。
「キャー!Rashじゃんっ!歌い終わってるし…。もっと早く盛り付けすればよかった。」
ハンバーグが乗った皿をテーブルに置きながら愚痴る椿。
「椿って、このアイドル好きなの?」
「知らなかったっけ?私、この前もコンサート行ったんだよ?アリーナの席でさぁ…」
淡々と話す椿。
俺は、別に興味がないのに。
「Rashって今じゃコンサートとかのチケットはプレミアなんだから!」
「へぇすごいんだな。」



