キミの隣に僕がいる


分かれ道で、悟とメアドを赤外線で交換した。

「じゃ、また明日な。」

そう言って右に曲がる悟。

俺は真っ直ぐ進む。

明日には、キミに会えるのだろうか。

キミと、話せるのだろうか。

そんなことを考え始める。

キミの名前は優貴。

名字は知らない。

キレイな顔立ちで、

俺の好きな人。こんなにも興味を持ってしまった自分に驚かないと言ったら嘘になる。

俺にとっては、初めての恋なんだ。

恋がどういうもんかはあんましわからない。

でも、なぜかキミを思い出すと、

身体全体が熱くなるんだ。

心臓の鼓動も速まって、

おかしいくらいにキミに惹かれるんだ。