「おいっ!

雅すげぇよ!!」

「ん?何がすごいの??」

校内にある、ホールの中にいる俺と悟。

「何がすごいの?って??

お前が学年1位なんだよっ!」

悟の言葉にみんながなぜか俺を見る。

「学年1位ぃ?

んなわけねぇだろ。1位は優貴じゃねぇの?」

たいした勉強してない俺がそんな急に1位とか取れないだろ。

「俺の言葉が信じられないなら、

この紙を見ろバカ。」

目の前につきつけられる、上位者の名前が載っている紙。

「ほら、ここっ!」

悟が指指すのは、
用紙の左の1番上。

「ひ、じ、り…雅……って俺じゃんっ!!」

だから言っただろ?というような目で見てくる悟。