顔をあげる
リン「おまっ……お前、ストーカー!!!」
思わず叫ぶと、皆がこちらを向く
「駄目ですよ、秘密です」
男は鈴のストーカーだった奴
つか何でここにいるの?!
俺のこと知ってんの?!
「家知ってるんですよ、麟太郎君も知ってるに決まってるでしょ」
名前まで知ってんの??
恐ーっ
リン「じゃ、あの時は…」
「あ、女装可愛かったです」
リン「バレてたんすか」
「いえ、最後の記念にと思って一日家の回りにいたら、鈴ちゃんが帰って来まして」
バレてなかったんだ
「君に言われて目が覚めました」
リン「そうなんだ…」
見た目は普通の人だ、今改めて思う
「お友達になってくれませんかね」
男は言う
姉の元ストーカーと友達?!
リン「無理」
「そこを何とか!!」
リン「大体、何でそうなるんですか」
「いやー、はっきり物を言われたのが初めてでして」
男は恥ずかしそうにうつむく


