ミヤ「屋上に行ったらいないんだもん」
先生は抱えていた教材をあさり始めた
「先生、どうして叱らないんです??」
女性は先生の全身も見た
ミヤ「先程既に指導済みでして、プリントを取りに来る様に言ったんです」
指導されたかな??
屋上行く時に注意はされたけど
きっと先生が良い様に取り計らってくれているに違いない
「あらそう」
女性は面白くなさそうに
先生の肌のハリを睨む
いやいや同じ土俵じゃないっしょ
―――
終業の鐘が鳴る
授業終わる前に事を終えたかった
ヨシとイチに色々言わないと
「で、先生は何故屋上へ??」
先生の表情はあからさまにひきつった
ミヤ「それは…」
「教師が勤務時間中に気楽なものね」
………
頭の軽い俺でも解った


