ナカ「……どうしてでしょう」
中さんは俺の視線に気付くと
また花の方に言って答えをぼかした
リン「……俺、言いたくないんです」
もし林さんとヨリを戻せたとしても
俺は“可愛いもの好き”と
ずっと思われていく訳でしょ??
知られていない今だって
“妹みたい”なんて言われる始末
俺はあくまで“男”でありたい
“妹”なんて思われたくもない
ナカ「……私…性格悪いんです」
中さんは
俺にだけ聞こえる小さな声で言った
他には誰もいないけど
ナカ「……すいません」
リン「…何が??」
考えるのに疲れた俺は
全く話の展開に付いて行けない
ナカ「…言った方が良いかもしれません」
中さんは俺の方を向いた
だから俺も中さんを見る
今まで気付かなかった
今日は眼鏡ではなくコンタクト
あの大きな目が俺だけを見た
やっぱり綺麗な人だと思う


