リン「……え??」
ナカ「違いますか??」
正解だ
気分は乗らないけど
先程言えていたら展開は変わったかも
リン「……言えませんでした」
喉元までは出かかっていた
………
ナカ「良かった」
リン「……え??」
中さんは頬を赤らめた
ナカ「秘密は誰にも言わないで」
中さんの目は真剣そのもの
ナカ「これからもそうなって欲しいです」
リン「……どうしてですか??」
俺は多分そう言って欲しかった
誰にも言わなくて良いと
――逃げても良いと……
的を射たその言葉が俺には恐かった
また逃げてはいけない方に
目を向けているのではないか
皆が勧めるのとは違う方向
逃げれる道が
今ここに、目の前に、示されている
俺は中さんの視線を追った


