……イチが林さんに
俺と別れる様に言ったって??
そんなの信じられる訳がない
それに信じたくもなかった
嘘だろ
林さんが攻められないための
嘘なんでしょ??
ユカ「イチ君が言っても信じないから」
イチ「でも本当なんだ、信じないならそれでも構わないけど…」
俺だって信じない
イチは頭が良いから、嘘だって簡単
ユカ「別れろ、って言われてすぐ別れたりしないよね、秋穂??」
ユカのその声は落ち着いていた
信頼と不安をはらませて
アキ「……ユカ」
ユカ「何だよ??」
アキ「……えっと」
ユカ「早く言えよ!」
ユカはMAXイライラしていた
俺も心を決めて荷物を持ち上げる
そして道路に向かった
………
アキ「……ごめん」
林さんは深々と頭を下げた


