妹系男子。




――その時だった



ドンッ!


ドンッ!


ドンッ!



―――


窓に何かが当たる音



リン「何の音だよ?!」


明らかに騒音
何者かの意図を感じる



窓の方に走って窓を開けた


リン「おいっ!」


俺の目は怪しい人影を捉えた



リン「あっ、待て!」


その人影は俺に気付くと
急いでその場を後にした



アキ「嫌!行かないで!!」


奴を捕まえに部屋を出ようとすると
服の裾を林さんがつかんだ



リン「でも!」

アキ「一緒にいて」



不覚にもめまい


潤んだ目があんまり可愛い過ぎて



リン「…うん」


置いてなんて行ける訳がない



リン「さっきの奴、前にも来た??」

座り直して落ち着いた俺は冷静を装った



アキ「うん、何回か」