リン「帰ろうかなーっと」
林さんの話だと
多分イチとヨシが待っている
林さんは鈴の為に
わざわざ俺の居場所を聞いたらしいから
アキ「私も帰ろー」
先生の机に置き手紙をした
そして扉を開けた
―――
「麟太郎!」
リン「わぁーっ!!」
誰かが身体に抱き付いて来た
アキ「妹尾さん?!!」
ユカ「会いたかったぁ、麟太郎!」
リン「離せって!!」
アキ「……私、帰るね」
林さんが俺をおいて帰った
しかも走って
リン「待って、林さん!!」
林さんは足を止めなかった
なかなか遅い
ユカ「こっち見て、麟太郎」
ユカが身体をピッタリ付けて迫って来る
リン「離せって!」
ユカ「麟太郎、大好きー」
ユカが身体を押し付けて来る
だから閉めた保健室の扉を開けた
するとユカは中に押し込んで来た
勢い良くベッドに倒れ込む


