少し明るさは増していた
アキ「……あの」
リン「何、言って??」
アキ「その……まだ妹尾さんのことを…」
リン「ユカ??……ううん」
昔のことだし
最悪の別れだったし
リン「俺、性格悪いね」
アキ「どうして??」
リン「昔のことを根に持って、こんなとこで悪口言ってるし」
イメージ悪いよね
俺って性格悪いし、間も悪いし
嫌われないと良いんだけど
アキ「そんなことない」
リン「いや、そうだよ」
アキ「ううん、私ならもっと酷いもん」
リン「何だそれー」
思わずシリアスな雰囲気で笑った
リン「あ、性格悪いんだっけ??」
そんな話を前にした
アキ「もう、忘れてよー」
リン「だってさー、そんなこと言う人、二人しか見たことないよ」
衝撃的過ぎるから
とても忘れられそうにはないね
アキ「えー、他にいるんだ」


