俺は一瞬で全てを悟った


今までのことも
鈴がユカと絶交した理由も



リン「…ユカ、無理」

ユカ「……え??」


リン「別れよう、つか付き合ってないよね」



俺は一気にユカを嫌いになった



ユカ「あんた、何様のつもり?!」

リン「お前こそ、女王様かよ」


この土地を離れることになって良かった



ユカ「私をフるの?!」

リン「告られてねぇし」



本当に何で仲良くできたんだろう



ユカ「あんたみたいなの、私くらいしか受け入れられないわよ!!」

リン「…別に」


ユカ「昔からあんたを知ってないと、抗体がないんだから!!」



俺は本当にこいつに絶望した



ユカ「キモいんだよ!男のくせに“可愛いもの”が大好きなんて!!!」

リン「……は、今何て??」



ユカ「キモいんだよ!身体以外は本当に女なんじゃねぇの?!!」



俺は全部忘れることにした

俺が過去にこいつを好きだったこと