妹系男子。




―――



―――



リン「有り難う」



自然と出た『有り難う』



ヨシのことを考えると

どこかまだ罪悪感は残るけど



嬉しい、とは思ったから



―――



これが頂上の力

頂上に着いたら良いことしかないと思う



……まぁ落ちるのも早いのだけど

落差も注意が必要



レナ「……有り難う、ってどういう意味??」


高木は少しだけ顔を赤く染めていた



リン「嬉しかったから」


何でだろう
この時は恥ずかしくはなかった



レナ「……駄目だよ」

リン「…え??」



レナ「そんなんじゃ女子は勘違いする」

リン「…え??え??」



高木はヘラッと笑った

今までの笑顔とは違う

親近感がわいた



レナ「はっきり断らないと、付き合うことになっちゃうよ」



高木はそう言ってまた笑った