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リン「有り難う」
自然と出た『有り難う』
ヨシのことを考えると
どこかまだ罪悪感は残るけど
嬉しい、とは思ったから
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これが頂上の力
頂上に着いたら良いことしかないと思う
……まぁ落ちるのも早いのだけど
落差も注意が必要
レナ「……有り難う、ってどういう意味??」
高木は少しだけ顔を赤く染めていた
リン「嬉しかったから」
何でだろう
この時は恥ずかしくはなかった
レナ「……駄目だよ」
リン「…え??」
レナ「そんなんじゃ女子は勘違いする」
リン「…え??え??」
高木はヘラッと笑った
今までの笑顔とは違う
親近感がわいた
レナ「はっきり断らないと、付き合うことになっちゃうよ」
高木はそう言ってまた笑った


