リン「…ジェットコースター」
高木以外の皆も気付いてたのかな
レナ「楽しかった??」
リン「それはもう」
レナ「絶叫系好き??」
リン「大好き」
一問一答な感じ
気まずさが増す
レナ「そっか」
高木は深呼吸して
改めてこちらを見直した
リン「どうかした??」
笑いそうになるのをこらえる
レナ「気まずかったのって、私が原因なの」
高木は申し訳なさそうに言った
かばってくれてる訳じゃないよね??
リン「……何で??」
これは聞くところだよね??
―――
―――
―――
レナ「私が鈴木君と二人きりで観覧車に乗りたい、って言ったから」
………
………
頭の中で繰り返される
――“二人きりで”
………俺は完璧に忘れていた
イチと話した
ヨシの好きな人は
高木ではないかということ


