父親に言った方が安全だろうけど涙目で言われたら断れない



リン「今度から早く帰る」
スズ「…うん」


それから夕飯を済ませて、風呂場を見張って、風呂に入り、歯を磨いた

とてもテレビを点ける気分にはなれない



スズ「麟太郎、一緒に寝よ」
リン「……一人じゃ寝れない??」
スズ「一人は恐いよ」
リン「わかった、良いよ」



鈴の部屋に枕を持って行った


可愛い物いっぱいの部屋だけど、こんな形で来るのは本望じゃない


スズ「麟ちゃん、ここね」

鈴はベッドに腰掛けて横を指した

リン「……俺下で寝るし」


掛け布団だけ持って来た


スズ「有り難う麟太郎」
リン「ん、いーの」

電気を消して布団を被った


スズ「麟ちゃんはやっぱりヒーローだよ」
リン「…鈴」
スズ「私には麟太郎がいるから大丈夫」


暗くて顔は見えないけど


スズ「麟太郎大好き」
リン「ん、俺も」



もう泣いてないよね……??