リン「…こっそり行っちゃう??」


表情を伺いながら



アキ「うん!」


林さんは笑った
弾ける様な笑顔で

ただ思い切って一言言っただけ

それだけでこんな笑顔が見れるんだ



“ジェットコースター”

やっぱり良いね



―――


そしてジェットコースターの列に並びます



いくつか在る中の一番列が短い奴

待ち時間があんまり長いと
イチ達にバレてしまうから



一回で十二人乗れるらしい

俺達の前で締め切られる


列は二回分待たなくてはならなかった

それでも早い方だよね



アキ「楽しみだねー!」

リン「わくわくする!」


先頭に乗れちゃいます
ラッキーも極まった



「羨ましいですねー、彼氏ですかぁ??」


その声の先には
ジェットコースターの監視員の人

茶髪で化粧濃くて、身体の線は異常に細い



アキ「ち…違いますよ!」

リン「…そ…うですよ!」