―――



それから時は流れまして
いよいよ金曜日

明日は遊園地に行きます



四日目になっても
鈴ファンの熱は冷めない

厄介である



ただ慣れというのは恐ろしい

もうぐったりして教室に入ることはない



リン「おはよう」
ヨシ・イチ「おはよう、麟太郎」



始業まであと数分


イチ「麟太郎、聞いてくれた??」

リン「うん、良いって」



鈴から貰ったチケットを使うこと
ちゃんと鈴に了承を得て来ました


鈴も行きたがっていたが
仕事が入っているらしい

まぁ元々遊園地にプライベートでは
行けないみたいだったのだが



イチ「有り難う、麟太郎」

ヨシ「チケット忘れんなよ」


リン「わかってるって」



それからまたつまらない授業を受ける



そして早くも放課後



イチ「さぁ、帰ろう」

イチとヨシが席を立つのでそれに倣う



「…鈴木君」